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「完全初心者向け解説」知識ゼロでも分かる格安SIM講座! その3

7.SIMロックを解除しないで格安SIMを使う方法

 

SIMロックの解除のやり方については、分かっていただけたかと思います。もしあなたのスマホが、無料で解除できる機種なのであれば、そのまま本体を継続して使用したまま、中身のSIMカードをどこと契約すればを考えればよいでしょう。

 

しかし、使用機種が古く、手数料が有料になってしまうときは少し悩んでしまいますね。私はこのパターンでした。

 

ここでは、“SIMロック解除をしなくても”格安SIMに乗り換える手段について説明します。

 

手段は大まかにわけて二つです。

 

①「今、自分が契約している大手キャリア」から回線をレンタルしているMNVOに乗り換える。

②思い切って本体を買い換える

 

それぞれ解説します。

 

①「今、自分が契約している大手キャリア」から回線をレンタルしているMNVOに乗り換える。

 

特例的に、SIMロックがかかったまま格安SIMを使用することができる条件です。

 

例えば、あなたが現在auユーザーであるのなら、auから回線をレンタルしているMNVOであれば、SIMロック解除をしなくてもそのままSIMカードを変更することができます。

 

私が今契約しているUQ mobileはau回線のMNVOであるため、auユーザーであればそのままスマホを使用することができます。

 

詳しい仕組みはよく分かりませんが、auのSIMロックがかかった状態のスマホでも、「au回線のMNVOによるSIMカード」であれば、そのSIMロックの範囲内に入るのでしょう。

 

また、ひとつのMNVOが、複数の大手キャリアから回線をレンタルしているケースもあります。例えば、mineo(マイネオ)というMNVOでは、ドコモとauの二つの回線をレンタルしており、それぞれ「プランD」「プランA」という別名のプランでサービスを展開しています。

 

SIMロック解除はしたくないけど、スマホ本体は継続して使いたいという場合には、各MNVOがどこの回線をレンタルしているかに注目してみるとよいでしょう。「格安SIM ドコモ回線」などで調べれば、一覧にしてまとめてくれているサイトが出てくると思います。

 

②思い切って本体を買い換える

 

格安SIMへの乗り換えを機に、本体も新しくしてしまおうという人向けのやり方です。具体的には、二つの「買い換え方」があります。

 

一つ目は、新規に契約するMNVOを経由してスマホを購入する方法です。今まで、大手キャリアからスマホを購入していた場合と、同様の買い方になります。

 

MNVOが取り扱っているスマートフォンは、型落ちしたiphoneや、「格安スマホ」が多いです。

 

「格安スマホ」とは、中国・韓国・台湾などのメーカーが作成した安価なAndroidスマートフォンの俗称です。よく「格安SIM」と混同する人がいますが、「格安スマホ」と「格安SIM」は一切関係ありません。しかし、「格安SIM」を提供するMNVOの多くが、「格安スマホ」とセットにしたプランを提案してきているため、ごっちゃになりやすいのです。

 

この方法の注意点として、まず、すべてのMNVOが新規スマホの販売を行っているわけではないというところです。SIMカードの提供のみを行っているMNVOも存在します。また、新規スマホの販売を行っているMNVOでも、最新機種のiphoneやAndroidは取り扱っていないケースがほとんどです。

 

加えて、MNVOを経由するということなので、そのMNVOのSIMロックがかけられてしまいます。すぐに乗り換えるというのでなければ問題ありませんが、一応確認しておく必要があるでしょう。

 

スマホの性能にこだわりはないけど、今使っているものが古過ぎてさすがに新しいものにしたい、と思っている方であれば、この方法はオススメです。

 

二つ目は、「スマホのメーカーから直接購入する」という方法です。

 

例えば、iphoneシリーズはApple Storeから直接購入することが可能です。このとき、購入したiphoneは携帯電話会社を経由していないので、最初からSIMロックがかかっていません。このような状態のスマートフォンを、“SIMフリー”と呼んだりします。

 

私はこの手段を選択しました。具体的には、SIMフリーのiphone 8を公式(Apple Store Online)から購入し、SIMカードをUQ mobileで契約しました。

 

この手段の利点は、

①最初からSIMフリーである

②契約する携帯電話会社に依存しないで機種を選べる

③いつでも気軽に中古として転売できる

 

などです。私は「SIMの契約会社をUQ mobileにする」と決めていたのですが、契約時点ではUQ mobileではiphone8の取り扱いがなかったので、直接購入することにしました。初期費用はかかりますが、もしiphone8が肌に合わなかった場合、“新古品”としてメルカリ等で売ってすぐ別の機種に切り替えることもできるかな?という点も見込んでの判断です。

8.MNP予約

 

さて、最後に、「MNP予約」という用語について解説します。この言葉も目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

MNP(My Number Portability)とは、「契約会社切り替え時に携帯電話番号を引き継ぐための設定登録」のことです。

 

大手キャリアでもMNVOでも、契約会社を変えるとき、何の準備もしていなければ、携帯電話番号は、新規契約会社から新しいものをもらうことになります。

 

しかし、携帯電話番号が変わると、結構面倒なことになりますよね?家族や友達に新しい番号を登録し直してもらうだけでなくてはなりません。また、LineやfacebookなどのSNSの登録などにも、電話番号を登録していたりするので、それらもすべて変更手続きが必要になります。

 

そのため、基本的には電話番号は同じものを使いたいという人が多いかと思います。そこで必要なのが、MNP予約なのです。

 

手順をおおまかに説明すると、

 

①契約会社へWebや電話を通じてMNP予約を申請し、「MNP予約番号」を受け取る

②新規契約時に、契約会社に「MNP予約番号」を渡し、同じ電話番号を設定してもらう。

 

です。

 

①については「SIMロック解除」のときと同様に、Webから申請をすることをオススメします。詳細な手順は、ググっていただければ各大手キャリアでのやり方が出てきますので、そちらを参照してください。

 

しかし、MNP予約に関しては、必ず事務手数料がかかります。ここは「SIMロック解除」とは異なる点ですので、注意が必要です。

9.まとめ

以上で解説は終わりです!格安SIMについてお分かりいただけたでしょうか?

 

私自身、格安SIMに乗り換えましたが、とても快適に使えています。それでいて料金は大幅に安くなりましたので、家計への負担も少なくすることができました。

 

「よく分からないから、とりあえず大手キャリア」という選択は非常にもったいないです!イマドキは、携帯料金も賢く節約できる時代です!

 

興味を持った方がいましたら、一度色々なMNVOを調べてみてはいかがでしょうか?今回の記事で基本知識を学んだ人が、各MNVOがどのような長所・短所を持っているか、どのMNVOが自分にとって最適かが、分かるようになれたのなら幸いです。

 

おわり!