ライフハック

1000円カットに実際に行って分かった、安さ”以外”の魅力

こんにちは、@ででぽ です。

 

新しい土地に引っ越すと、理容室・美容室も新たに見つけないといけないですよね。

 

私は4月に東京に越してきてから、いまだにいきつけの店を決められず、色々なところを転々としております。

 

その過程で、今話題の「1000円カット」にも何回か行ってみました。

 

そもそも1000円カットとは、ひとことで言えば「料金1000円の床屋」のことです。「QBハウス」などが特に有名ですね。

 

QBハウスを運営する「キュービーネットホールディングス」は、今年の頭には東証一部上場もしており、1000円カットの市場がどんどん拡大してきていることが分かります。今後さらに全国への店舗展開も進むでしょう。

 

事実、私の周りでも、QBハウスに代表される1000円カットの店舗がどんどん増えてきていると感じています。

 

1000円カットは、サービスを“カットのみ”に絞っているのが特徴で、洗髪・顔剃り・髪染め・パーマ・頭皮マッサージなどを一切行いません。

 

サービスを必要最低限なモノに絞ることで、従業員のリソースを一点に集中させています。これにより、他の理容室・美容室と比べものにならないほどの“安さ”を実現しているのです。

 

例えるなら、航空業界におけるLCC、携帯電話業界における格安SIM(MVNO)のようなものでしょうか。

 

「髪を短くできれば、細かいところは気にしない」という層が、特に男性を中心に結構いるんですね。

 

また、サービスがカットのみのため、お客さん一人あたりにかかる時間がとても短いです。この“早さ”も1000円カットの魅力の一つでしょう。「10分1000円でカットします!!」という宣伝文句がよくなされています。

 

しかし、そんな1000円カットへの悪い口コミも多く流れています。具体的には、

 

「指定したものと全然違う髪型にされた」

「毛先の処理が雑で、長さを整っていない」

「自分で洗髪しない限り、切った毛が髪の中に残り続ける」

「店員の愛想・対応が悪い」

 

などなど…。

 

世間的なイメージは、1000円カットは「カットだけをしてくれればいい人向け」ではなく、「髪型やオシャレに無頓着な人向け」となってしまっていると思います。

 

私自身は「そこまで髪型にこだわりがあるわけではないけど、仕上がりがあんまりにも雑なのはいやかな…」くらいの人間です。

 

1000円カットは安いのは分かるけど、行く勇気がない…という人って、結構多いんじゃないでしょうか。

 

この記事では、私が“実際に”1000円カットに行ってみていくつか分かったことについて、まとめてお伝えしたいと思います。

 

理容師が話かけてこない

 

実際に行ってみて分かったことなのですが、サービスがかなりの流れ作業です。

 

一人10分を掲げているだけあり、スピーディに終わらせることをかなり重要視しています(客の回転率の高さは利益にもつながるところですし)。

 

そのため、基本的に1000円カットの理容師は、こちらに話しかけてきません。というか、あちらからすれば一日に何人ものお客さんのカットをするので、ゆっくり話をする気にもならないのでしょう。

 

個人的にこの点は、安い、早い、の次くらいに大きいメリットだと思います。

 

「理容師・美容師に話しかけられるのがつらい…」という人って、世の中に結構いると思うんですよ。気を遣って話しかけてくれるけど、全然話題が広がらなくてしんどい…みたいな。

 

一度コミュニケーションが築いてしまえば、そのような気遣いも無くて済むと思いますが、なかなか簡単にうまくいかないですよね。

 

1000円カットは、理容師との距離感が良くも悪くも遠いです。そのような環境の方が心地よいという人であれば、一度行ってみることをオススメします。

 

1000円カット=「早い!」「安い!」「気楽!」です。

 

1000円カットは、理容師の“引き”がすべて

 

1000円カットの特徴として理容師の数が多いことが挙げられます。

 

そのため1000円カットでは「どの理容師に髪を切ってもらうか」で仕上がりのクオリティに大きな差が出てしまいます。

 

おそらく、最低限のマニュアルのようなものはあるとは思います。しかし、細かい部分になればなるほど、クオリティの高さは個人の腕に依存してしまいます。

 

私自身、何回か1000円カットを利用してみて、明らかに理容師の腕にばらつきがあることを感じています。

 

「滅茶苦茶な髪型にされた!」とまでは行かなくとも、「思っていた感じの仕上がりではないな…」という経験をしたこともあります。

 

一方、自分の望んだとおりの髪型に仕上げてくれる理容師もいました。そのときは髪型だけでなく、細かいところ(毛の長さが均一である、毛先が整えられている)のクオリティも高かったです。

 

そのような理容師を引き続けることができれば、かなりコスパのよいサービスだとは思いますが…基本的に理容師の指名をすることもできないですし、一店舗に何人もの理容師が同時に働いていますので、ここは運に任せるしかないですね。

 

ネットで悪い口コミを書いている人は、不幸にも初回利用時に腕のない理容師を引いてしまったパターンなのだと思います。

 

ただはっきりと言えることは、「腕の良い理容師もいる」ということです。1000円という価格の安さは「理容師全体のレベルが低いから」ではなく「理容師のレベルにばらつきがあるから」と解釈しておくべきでしょう。

 

ちなみに、駅ナカなどにある小さい店舗だと、1店舗に1、2人しかいないということもあり得ます。そういった、全体の人数が少ないところで、かつ全員の腕の良い理容師しかいないような店舗を見つけることができれば、かなりコスパ良く使えると思います。

 

1000円では利用できない

 

意外な落とし穴(?)だったのが、1000円は税抜価格だったということです。

 

厳密には1080円かかります。1000円札一枚では利用できないのでご注意ください。

 

10分よりは時間がかかるが、それでも圧倒的に早い

 

10分はあくまで宣伝文句であって、実際はもうちょっとかかります。

 

これも理容師の腕によるところだと思いますが、経験上「10~20分」くらいだと思います。

 

また、待ち時間もかかりますので、店に入って10分で退出、とまではいきません。

 

ただ、それでも圧倒的に早く終わるのは間違いないでしょう。

 

混み具合にもよりますが、店に入ってから出てくるまでで、30分くらいです。

 

理容室・美容室って、「休日を半日使うくらいのイベント」というイメージがありますが、1000円カットは「ラーメン屋で昼飯を食べる」くらいの時間感覚です。

 

 

まとめ

 

1000円カットは、これから先もどんどん増えていくと思います。

 

個人的にも、「安い!」「早い!」「気楽!」なあたりは良いところだと思いますが、やはり理容師の腕にばらつきがあるのはネックです。

 

ただそれでも、決して「髪型に無頓着な人向け」というほどレベルが低くもないと思います。カットだけしてもらえれば十分、という人であれば、一度行くことをオススメできるレベルです。

 

また、今後さらに理容業界でパワーを持ってくれば、理容師のレベルも上がってくるのでは?とも思っています。その点は、今後に期待ですね。

 

おわり!