プログラミング

【複業】エンジニア未経験者が独学だけで自社開発企業から業務委託を貰うまで

こんにちは!辻野(@dedepoblog)です。

2019年6月より、某自社開発ベンチャーより業務委託という形で、お仕事をもらっています。

業務内容は、pythonを使用したデータ分析系です。

きっかけは、先日参加した、とある転職イベントで、その某企業(以下A社)と出会い声をかけていただいたことでした。

エンジニアとしての実務経験はゼロ、プログラミングは全て独学で習得してきました。

本業ではITエンジニアとは無関係の業務をしており、現在も本業は退職はしておりません委託業務は原則リモートで行なっています。

これからエンジニアを目指そう!という方の多くが、

「エンジニアには興味があけど、いきなり今の会社を辞めるのはリスクが高い・・・」
「かといって、未経験者に業務委託をしてくれる企業なんてそうそうないし・・・」

というジレンマに立たされていると思います。

私自身、その一人でした。

しかし幸運なことに、業務未経験でありながら、副業という形でエンジニアのお仕事をいただけることとなりました。

今回はそこに至るまでの経緯をまとめたいと思います。

・・・ただ、はじめに断っておきますが、客観的に考えてちょっとレアケースだと思います。

正直、再現性もそこまで高くなく、ましてや「このようにすれば、未経験者でも仕事がもらえます!」的なノウハウを話せるわけではありません。

記事タイトルでは、何かすごそうなことをやってのけたような仰々しい表現をしていますが、蓋を開けると「なーんだ」って思う方もいるかもしれない話です。

ただそれでも、これからエンジニアになろう!と考えている方に「こういう場合もあるのか」という一例にはなるかと思いますので、宜しければ読んでいただけると嬉しいです

スペック

・25歳♂
・工学部機械系 修士卒
・日系非IT企業勤務(現在2年目)
・大学の研究室でmatlabを触ったことがある

matlabとは、データ分析用のプログラミング言語の一種です。

早速「未経験とか書いておきながら、経験あるじゃねーか!」という声が聞こえてきそうですが・・・労働市場においては実務経験0として扱われますし、仮にWeb系企業に入れたとしても間違いなく詰んでいたと言い切れるくらいには、知識・経験ともに乏しい状態でした。

データ分析、というと何やらスゴそうですが、そこまで数学的に高度なことをしていたわけではありません。

行列の四則演算+統計学(大学1,2年生の水準)くらいのレベルで、エクセルのマクロに毛が生えた程度のものです。

いわゆるデータサイエンティストの方々が扱うような高度なものではありません(機械学習って何?ってレベルでした・・・)。

Web系言語については、HTMLすら知らない状態です。もちろん、gitなども知りません。

「大学初等数学は理解している」
「多少なりともプログラミングを知っている」

という程度のアドバンテージはありましたが、あくまでその程度です。ましては、転職市場における実務経験が認められるようなものでもありませんでした。

ただ、プログラミングが自分とって楽しいと思えるものであると気づけたことは、後の自分に活きる経験だったとは思います。

独学期間

Webエンジニアを志してから、平日の終業後や休日を利用して、Web系言語の勉強を進めました。(Webエンジニアを志したきっかけについては、話すと長くなるのでここでは割愛)

利用したサービスは、Progate、ドットインストール、Udemyがメインです

学んできた内容は、HTML、CSS、Javascript(jQuery)、PHP、Ruby( on rails )、Pythonなどの一般的なものです

中でもRuby on railsについてはUdemyの有料の講座を購入し、簡単なアプリ作成→Heorkuでデプロイという一連の流れを勉強しています

独学の中身については、「2ヶ月の独学で自作のRailsアプリを公開できるところまで来たので振り返る」で詳しく記事を書いています

転職イベントに参加してみる

独学を一通り終えた未経験者が次にやるべきは「ポートフォリオの作成」でしょう。

「私はここまでの知識があります!」というのをちゃんと形にし、それをもとに転職活動へ進んでいくわけです。

もちろん私もそのようにする予定だったのですが、ここまでプログラミングを勉強して、疑問に思っていたことがありました。

「・・・ところで、Web系企業ってどんなのがあるの?」

これからはWeb系エンジニアになるぞ!と勉強してきたのですが、そもそも世の中にどんなWeb系企業があるか、よく知らなかったんです。本末転倒ですね(^◇^;)

そのため、業界研究のつもりで一度転職イベントに参加してみることにしました。

また、転職活動という行為そのものが慣れ親しんだものではないので、あらかじめ転職に体を慣らしておきたかった、という狙いもありました。

当日は会場に入るだけでもちょっと緊張したことを覚えています。

A社と出会う

参加した転職イベントは、多数企業の合同説明会形式のもので、会場に各企業のブースがずらーっと並んでいました

そこで5、6社の企業のお話を聞かせていただき、その中で現在業務委託をもらうことになるA社と出会いました。

A社の情報をまとめると

・今期数年目、従業員数十人のベンチャー企業
・モダンな開発環境
・完全自社開発
・実務経験よりポテンシャルやカルチャーフィットを優先
・今の会社をすぐに辞めずに副業という形での契約も、相談に応じる

といった感じで、私としては願ってもないほど条件が揃っている企業に思えました。

A社が展開するサービズの内容にも興味を持てましたし、大学自体に少なからずかじっていたデータ分析の経験も活かせそうな業務分野でした。

なぜエンジニアへの転職を考えているのか、独学でどれくらいまでの知識はあるのか、ビジネスや仕事に対する考え方は何か・・・

A社人事と色々なことをお話させていただき、「一度、うちのオフィスに直接来てみない?」と声をかけていただきました

その後の展開としては、本社へ直接訪問してCEOやCTOと面談をしたり、1日業務体験的なものをさせてもらえました。

現役エンジニアの方々と直接お話しする機会もあり、今まで一人で黙々と勉強していただけの自分にとっては、一気に世界が開ける気分でした。

この経験を通じて得た感想として、現役エンジニアの皆様には大変失礼な話なのですが、、、

「あ、エンジニアって本当いるんだ」

ということを初めて実感しました。これまで家で一人黙々と勉強していただけの自分にとって、エンジニアという人種はインターネットの向こうにだけいる存在でしたので・・・

同時に「自分が本当にエンジニアになるとしたらどんな生活になるのか」という将来イメージを、以前よりも具体的に描けるようにもなりました

そういった流れを経て、2019年6月より正式に業務委任契約を結び、そして現在も継続して業務を行なっております

お金の話

具体的な金額の述べるのは差し控えますが、フリーランスエンジニアの業務委託料として考えると、相場よりはるかに安いと思います!

ただ、ここに関して不満は一切なく、

・未経験者の自分に経験を積ませてくれる
・今の仕事をすぐに辞める必要がない
・原則リモートでOK。進捗に応じて適宜出社すればいい
・現役エンジニアの方と直接コミュケーションが取れる

というだけで、自分にとってはお金以上の価値があります。むしろお金もらっていいんですか?というくらいの気持ちです

もちろん、安いといってもコンビニや飲食店でアルバイトすることに比べれば遥かに割りのいい額をいただいております(来年3月はしっかり確定申告しないといけなくなりそうです)

まとめ

以上、時系列を追っての振り返りでした。

未経験からのエンジニア転職の王道ルートは、

勉強(独学 or スクール)

ポートフォリオ作成

未経験可の企業に正社員として転職

という感じだと思います。

その後、正社員として働き続けたり、フリーランスになったり色々ですが、私にように、いきなり業務委託から始まる人は少ないのかもしれません。

それでも、今回私が業務委託契約までたどり着くことができたのは

・実務経験としてカウントされにくい大学時代の経験が、結果的に活きた
・Web系言語やその他モダンな開発環境について、独学で最低限の知識は持っていた
・ポテンシャルとカルチャーフィットを見込んでもらえた?(直接A聞いたわけではないが・・・)

という点が大きかったと思います。

大学時代にデータ分析を経験していたことや、業界研究のつもりで足を運んだ転職イベントで偶然いい会社に出会ったことなど、いくつかの幸運が重なった結果だとは思っています。

再現性が高い方法だとは言えないとは思うので、何かノウハウ的なものをお話しすることはできません。

ただ、それでも一言だけ、これから駆け出しエンジニアを志望する人に対して僭越ながらアドバイスをさせていただくなら、

家で勉強ばっかしてないで、外で人と会ってみよう

です。

今回の私のケースのターニングポイントはそもそも、転職イベントに参加したという行動を起こしたことだと考えています。

元々出不精な性格で、転職経験も無し。これまでは家で黙々と勉強をするだけの日々を送っていた自分にとって、この行動でさえちょっとした勇気が必要でした。

「具体的な転職活動は、もうちょっと基礎知識を固めてから始めよう」

などど理由をつけて、いつまでも初心者向けの勉強をし続ける、典型的な分かってから始めたい病の一人でした

客観的に自分がそのような状況に陥っていることに危機感を感じ、「とりあえず一回行ってみよう!」と思い切って外に出て、実際にエンジニアとして働いている方々と接点を持てたところが、個人的にはとても大きな進歩でした。

これは必ずしも転職イベントに限りません。エンジニア勉強会交流会企業が開催するセミナーなど何でも構わないと思います。

エンジニア志望の方は、もちろん勉強はしつつも、外で実際にエンジニアとして働いている人と早い段階からコミュニケーションを取ることをお勧めします。

一人では得られなかった生の情報が手に入ったり、もしかしたら私のように仕事が決まったりするかもしれません。

どこに行けばエンジニアに会えるの?という方は、とりあえずWantedlyに登録しておくことをオススメします。

登録するだけで、無料で参加できるセミナーの情報が自動で入ってきますし、いずれ本格的に転職活動をする際にも多くの人が利用しているサービスです。

登録していない人はまずはここから行動をしてみましょう。

こういった小さな行動からでも、チャンス掴む確率は上げられるのではないかと思います。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。

おわり